…南さんじゃ…

JUMP

2008年12月03日 23:55

東京郊外H市、私立はっする幼稚園



「…鏡さんや南さんじゃ売れない…」


「?」


なぎさ     「…ふぃぎあ…」


「何か言った、なぎさちゃん」

なぎさ     「…って、むとめちゃんがゆってた…」

南       「………そう、ふーん(あの小娘~っ)」


「まあまあ、子供のゆーことだから、
気にすんな、南先生」

なぎさ     「…来島先生じゃ売れない…」

来島      「なんだとっ!」

なぎさ     「…むとめちゃんが言ってた…」

来島      「……くっ(涙目)」

「(ま、当然よね)
ほら、来島先生、
子供には色々あるのよ、
わかるでしょ!」

なぎさ     「…全然だめって南先生も言ってた…」

南       「私、ちょっと用事を思い出したから…」

来島     「南~~!」

逃げる南を追いかけて行く来島。


綾      「ゆっこてんてぇ、ふぃぎあって何?」


「お人形さんのことだよ」

なぎさ    「…ゆっこせんせはえんちょうせんせいのおにんぎょう…」

ゆっこ    「ちょっ、な、なぎさちゃん」

なぎさ    「…むとめちゃんが言ってた…」

綾      「てんてぇ、お人形なの~」

なぎさ    「…おにんぎょう…」

ゆっこ    「い、いや…だ、だから…って(なんて言えばいいのよ)」

なぎさ    「…でも使い捨て…」

ゆっこ    「へ?」

なぎさ    「…美咲せんせのほうがいい…」

ゆっこ    「………」

なぎさ    「…美咲は着せ替えも対応してくれる…」

綾      「みちゃきてんてぇ、おようふくいっぱいもってるよ」

ゆっこ    「…………」

なぎさ    「…ゆっこせんせはなに着せても同じ…」

ゆっこ    「……………」

なぎさ    「…ってえんちょうせんせがゆってた…」

ゆっこ    「」

園長室へ向かって駆け出すゆっこ。
扉越しに聞こえてくる断末魔Jの叫び。


綾      「なぎさちゃん、えんちょせんせや、
        めぐみちゃん、そんなことゆってなかったよ」

なぎさ    「」




霧子     「……なぎさ、恐ろしい子」



the END




ついつい愛で綾とターニャを採ってしまいました。
で、思いついたのがこんなネタ。
出来心なんです、堪忍やや。



拍手ありがとうございます。
身内以外の拍手は新鮮で嬉しいです。

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