永遠のちゃんぴよん ゆっこサーガ1

JUMP

2007年09月04日 18:49

いったいいつからこうやって彷徨い続けてるのだろう。
いったいここはどこなんだろう。
いったい今はいつの時代なんだろう。

いったいあたしは誰なんだろう?

「ゆっこ、ゆっこ・・・・。」

どこかで誰かが呼んでる気がするの。
でも、目の前はもやがかかっていて、
手探りであるいているような状態。

「ゆっこ、ゆっこ・・・・。」

ゆっこ?
それはあたしの名前?
まだピンとこない。
ミッキー?
マイティ?
新咲?
どれも聞き覚えがある名前。

「ゆっこ、ゆっこ・・・・。」

ある時はボンバーと一緒にカオスを倒した。
ある時はキクチと一緒にイチガヤを倒した。
パンサー、エムサント、チョチョカラス。

おぼろげな記憶をたどると。
ひとつだけはっきりしてきた。
いつもあたしのとなりにいた人。

おそらく名前を呼んでるのは彼だ。

彼のところに行けばよいのだろうか。
あたしにとって、それは正しい選択なのだろうか。
わからない。

でも、彼のところに行けば全ての謎はとけるはず。

そう、彼を見つけ出して、彼のところに行けばよいのだ。

そしてあたしの長い旅がはじまる。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はずだった。


「起きろ~ぃ、朝だぞ。」

「グエッ!」

恵理のエルボーで目が覚めた。



つづく

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