永遠のちゃんぴよん ゆっこサーガ1
いったいいつからこうやって彷徨い続けてるのだろう。
いったいここはどこなんだろう。
いったい今はいつの時代なんだろう。
いったいあたしは誰なんだろう?
「ゆっこ、ゆっこ・・・・。」
どこかで誰かが呼んでる気がするの。
でも、目の前はもやがかかっていて、
手探りであるいているような状態。
「ゆっこ、ゆっこ・・・・。」
ゆっこ?
それはあたしの名前?
まだピンとこない。
ミッキー?
マイティ?
新咲?
どれも聞き覚えがある名前。
「ゆっこ、ゆっこ・・・・。」
ある時はボンバーと一緒にカオスを倒した。
ある時はキクチと一緒にイチガヤを倒した。
パンサー、エムサント、チョチョカラス。
おぼろげな記憶をたどると。
ひとつだけはっきりしてきた。
いつもあたしのとなりにいた人。
おそらく名前を呼んでるのは彼だ。
彼のところに行けばよいのだろうか。
あたしにとって、それは正しい選択なのだろうか。
わからない。
でも、彼のところに行けば全ての謎はとけるはず。
そう、彼を見つけ出して、彼のところに行けばよいのだ。
そしてあたしの長い旅がはじまる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はずだった。
「起きろ~ぃ、朝だぞ。」
「グエッ!」
恵理のエルボーで目が覚めた。
つづく
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