2007年09月28日
こんな私に誰がした。
西暦20XX年、
前世紀に消滅したかと思われた女子プロレスは、
某巨大企業の参入により、
再び活気を取り戻した。
しかし、光あるところに影あり、
レッスルエンジェルと呼ばれる女子プロレスラーたちの、
現状はひどいもので、
低賃金による重労働や不当解雇は当たり前。
あげくのはてに団体経営者によるセクハラ等で、
志半ばにしてリタイヤしていく選手も後をたたなかった。
そんなエンジェルスの窮状を救うべく、
各団体の良識ある人間が集まり、
エンジェルス保護協会(通称:アークエイル)を結成、
日夜、不遇なレスラーたちの救済に励んでいた。
この作品はエンジェルス保護協会(通称:アークエイル)の、
戦いの日常を書いたドキュメントである。
このブログは実際の出来事を再現したものでありますが、
プライバシー保護の為、
一部選手名、団体名等を変えております。
例え類似した団体があっても、その団体とは関係ございません。
あらかじめ、ご了承ください。
RRRRRRRR!
J 「はい、こちらはエンジェルス保護協会。」
? 「もしもし、ちょっと相談にのっていただきたいんですけど・・・。」
J 「はいはい、こっちはそれが仕事やからね。
今日はどんな相談?」
? 「いえ、最近誰も相手にしてくれなくて・・・。」
J 「ふ~ん、ほな、まず名前と団体名を教えてもらおか。」
? 「電脳戦隊のヴギィと申し・・・・・。」
ガチャン
霧子 「あら、どうかしまして?」
J 「エンジェル違いや、かけるとこ間違えてるで。」
・
・
・
RRRRRRRR!
J 「はいはい、こちらアークエイル。」
? 「(男性の声)りあむろ・・・。」
ガチャン
理沙子 「今度は?」
J 「いつものいたずら電話や、天使とかいうとるけどな。」
霧子 「社長、はいは一回で。」
J 「はいはい。」
霧子 「ふぅ~っ(ため息)」
・
・
・
RRRRRRRR!
J 「今度こそ頼むで、はい、こちらエンジェルス保護協会。」
? 「EXCUSE ME、
レスラーの相談にのってくれるってところはここですカ?」
J 「おっ、外人さんかいな、ちょっと待ってや。
もーめんとぷり~ずや。
霧子くん、外人さんや、かわったって。」
霧子 「はい、(自分のデスクの受話器を取る)HELLO!
Yes・・・・・・・・・・・・・・・。」
・
・
・
この後、ポルトガル語らしき会話が30分ぐらい続く。
その間、時折メモを取りながら話す霧子。
時折、ティッシュをとって目頭を押さえる。
・
・
・
霧子 「がんばってね(涙目)」(知らんがなポル語なんて)
ガチャン。
霧子 「くぅっ・・・。」
J 「どないしたんや。」
霧子 「いえ、今の娘なんですけど、
両親をなくしてブラジルから出稼ぎに来てて、
まだ高校生なのに、
国には兄弟もたくさんいて・・・・・グスッ。」
理沙子 「よくある話のようね。」
霧子 「違うのよ理沙子さん、その子、自分も大変なんだけど、
先輩たちが・・・・・・・・グスッ、
も、もっとかわいそうって。」
デスクのティッシュを取る霧子さん、ち~んと鼻をかむ。
霧子 「私は試合に出させてもらってるけど、
旗揚げ時に活躍してくれた先輩たちがひどい扱いを受けてるって、
新人の育成係や、バカンス要員って・・・。
助けてあげてくださいって・・・。」
霧子さん感極まって号泣、
自分も涙目ながら、ハンカチを渡す理沙子さん。
J 「え、ええ話や(涙目)」
理沙子 「ええ、・・・・・グス。
そんなひどい団体をほっておくわけにはいきませんね。」
J 「(話の流れで落ちは見えてるやろけど)
いったい、どこの団体や。」
霧子 「名前出したら怒られるって言ってましたけど、
D女子プロレスのレスラーです。
MさんやKさんがかわいそうって。
でも、他にも心あたりのある団体がありそうで。」
理沙子 「未来のためにも、私たちががんばらなきゃね。」
J 「そや、何度も言うけど、この世に”愛”がある限りや。」
理沙子 「でも社長、現役で何故私が・・・。」
J 「あ~、その話はあとあとやで、ほなCMいこか。」
拍手ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
To: まっつ~
いや、ぺガサスファンタジーは君に任せますよ。
X箱でBGMと言えば、
DOAエクストリームですなぁ。
あれはいいものだ。
広告のページ
ハッスルエンジェルスでは対戦相手を募集しております。
コメント欄、WEB拍手欄にて、
お名前をさらしていただけましたら、
こちらから出張対戦に伺います。
(但し、評価値差プラスマイナス100ぐらいで勘弁してください。)
指名料一切不要、お得な団体戦パックも!
(全員の評価値さらしていただければ対応します)
今後ともハッスルエンジェルスをよろしくお願いいたします。
前世紀に消滅したかと思われた女子プロレスは、
某巨大企業の参入により、
再び活気を取り戻した。
しかし、光あるところに影あり、
レッスルエンジェルと呼ばれる女子プロレスラーたちの、
現状はひどいもので、
低賃金による重労働や不当解雇は当たり前。
あげくのはてに団体経営者によるセクハラ等で、
志半ばにしてリタイヤしていく選手も後をたたなかった。
そんなエンジェルスの窮状を救うべく、
各団体の良識ある人間が集まり、
エンジェルス保護協会(通称:アークエイル)を結成、
日夜、不遇なレスラーたちの救済に励んでいた。
この作品はエンジェルス保護協会(通称:アークエイル)の、
戦いの日常を書いたドキュメントである。
このブログは実際の出来事を再現したものでありますが、
プライバシー保護の為、
一部選手名、団体名等を変えております。
例え類似した団体があっても、その団体とは関係ございません。
あらかじめ、ご了承ください。
RRRRRRRR!
J 「はい、こちらはエンジェルス保護協会。」
? 「もしもし、ちょっと相談にのっていただきたいんですけど・・・。」
J 「はいはい、こっちはそれが仕事やからね。
今日はどんな相談?」
? 「いえ、最近誰も相手にしてくれなくて・・・。」
J 「ふ~ん、ほな、まず名前と団体名を教えてもらおか。」
? 「電脳戦隊のヴギィと申し・・・・・。」
ガチャン
霧子 「あら、どうかしまして?」
J 「エンジェル違いや、かけるとこ間違えてるで。」
・
・
・
RRRRRRRR!
J 「はいはい、こちらアークエイル。」
? 「(男性の声)りあむろ・・・。」
ガチャン
理沙子 「今度は?」
J 「いつものいたずら電話や、天使とかいうとるけどな。」
霧子 「社長、はいは一回で。」
J 「はいはい。」
霧子 「ふぅ~っ(ため息)」
・
・
・
RRRRRRRR!
J 「今度こそ頼むで、はい、こちらエンジェルス保護協会。」
? 「EXCUSE ME、
レスラーの相談にのってくれるってところはここですカ?」
J 「おっ、外人さんかいな、ちょっと待ってや。
もーめんとぷり~ずや。
霧子くん、外人さんや、かわったって。」
霧子 「はい、(自分のデスクの受話器を取る)HELLO!
Yes・・・・・・・・・・・・・・・。」
・
・
・
この後、ポルトガル語らしき会話が30分ぐらい続く。
その間、時折メモを取りながら話す霧子。
時折、ティッシュをとって目頭を押さえる。
・
・
・
霧子 「がんばってね(涙目)」(知らんがなポル語なんて)
ガチャン。
霧子 「くぅっ・・・。」
J 「どないしたんや。」
霧子 「いえ、今の娘なんですけど、
両親をなくしてブラジルから出稼ぎに来てて、
まだ高校生なのに、
国には兄弟もたくさんいて・・・・・グスッ。」
理沙子 「よくある話のようね。」
霧子 「違うのよ理沙子さん、その子、自分も大変なんだけど、
先輩たちが・・・・・・・・グスッ、
も、もっとかわいそうって。」
デスクのティッシュを取る霧子さん、ち~んと鼻をかむ。
霧子 「私は試合に出させてもらってるけど、
旗揚げ時に活躍してくれた先輩たちがひどい扱いを受けてるって、
新人の育成係や、バカンス要員って・・・。
助けてあげてくださいって・・・。」
霧子さん感極まって号泣、
自分も涙目ながら、ハンカチを渡す理沙子さん。
J 「え、ええ話や(涙目)」
理沙子 「ええ、・・・・・グス。
そんなひどい団体をほっておくわけにはいきませんね。」
J 「(話の流れで落ちは見えてるやろけど)
いったい、どこの団体や。」
霧子 「名前出したら怒られるって言ってましたけど、
D女子プロレスのレスラーです。
MさんやKさんがかわいそうって。
でも、他にも心あたりのある団体がありそうで。」
理沙子 「未来のためにも、私たちががんばらなきゃね。」
J 「そや、何度も言うけど、この世に”愛”がある限りや。」
理沙子 「でも社長、現役で何故私が・・・。」
J 「あ~、その話はあとあとやで、ほなCMいこか。」
拍手ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
To: まっつ~
いや、ぺガサスファンタジーは君に任せますよ。
X箱でBGMと言えば、
DOAエクストリームですなぁ。
あれはいいものだ。
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コメント欄、WEB拍手欄にて、
お名前をさらしていただけましたら、
こちらから出張対戦に伺います。
(但し、評価値差プラスマイナス100ぐらいで勘弁してください。)
指名料一切不要、お得な団体戦パックも!
(全員の評価値さらしていただければ対応します)
今後ともハッスルエンジェルスをよろしくお願いいたします。
RRRRRRRR!
J 「はい、こちらエンジェルス保護協会。」
? 「あっ、もしもしJUMP、あたしだけど、
今日ちょっと同伴頼まれてくんない。」
J 「お客様のおかけになられた電話番号は、
現在使われておりません。」
ガチャン!
理沙子 「あら、どちらからでしたの?」
J 「いや、間違い電話みたいやな。」
霧子 「(クズね)」
・
・
・
RRRRRRRR!
J 「はい、こちらエンジェルス保護協会。」
? 「あ、あの~、私めぐみっていいます。」
J 「めぐみさん、どこの人。」
めぐみ 「いえ、所属は言えないんですけど、
静岡出身です。」
J 「ふ~ん、そんでどないしたん?」
めぐみ 「なんか、久しぶりに出てきたと思ったら、
性格変えられて、会社がお前はこのイメージでいけって。」
J 「ひどい会社もあるもんやなぁ。」
めぐみ 「そうなんです、普段はタッグパートナーとも、
あ、千種っていうんですけど、
仲良しなのに、むりやりライバルとか押し付けられちゃって。」
J 「イメージっちゅうのは大事やけどな。」
めぐみ 「で、でもね、千種はすごく明るいイメージで、
てゆ~か、むしろ昔の私みたいなのに、
しかも、お色直しまでしてもらって・・・。」
J 「奥さん、それはジェラシーっちゅうやつやろ。」
めぐみ 「誰が奥さんよ!
ううん、千種が明るくなるのはかまわないの。
でも、あたしだって元に戻してもらえないかなと思って。」
J 「そんな(会社の)人がこんなん(ブログ)読んでるとは思わんけどな。
まあ、前向きに対処しましょ。」
めぐみ 「お願いします、お願いします。」
J 「そんなん、僕に言うたってあかんがな。
お~い、理沙子!」
受話器を理沙子に示す。
めぐみ 「もう他に頼るところがないんです。」
J 「というわけで、ちょっと替わってくれるか・・・・。
あ、ごめん、聞いてへんかった。
ちょっと替わるで。」
理沙子 「お電話かわりました。」
・
・
・
コミック版でイメージ変えられた理沙子が、
そつなく対応する。
ガチャン!
理沙子 「人生いろいろよ、めぐみ。」
・
・
・
RRRRRRRR!
J 「はい、こちらエンジェルス保護協会。」
? 「もしもし、まだやってますか。
そちらにお伺いして直接お話したいんですけど。」
J 「うん?(壁の時計を見ながら)、
あと30分ぐらいやったらかまへんけど。」
? 「すぐ近くまで来てるんです、
もう我慢できないんです。」
J 「ずいぶん物騒な話やな。」
? 「セクハラ、待遇の悪さ、
あげくの果てに捨てられました。」
J 「おいおい、そういうのは別のとこいったほうがええんちゃうか。」
? 「とにかく話を聞いてください。」
J 「わかりました、何、僕はええ人やから、
何でも話してくれてかまへんよ。
名前だけ聞いとこか。」
? 「みちるです、じゃあ。」
ガチャン!
J 「霧子、もうじきお客さん来るよってな、
理沙子、お前はもう帰ってええで。」
理沙子 「その前にさっきのお話の続きを」
J 「えっ、ああ何でお前かっちゅうやつ?」
理沙子 「ええ」
J 「そんなん、(言わんでも)わかるやろ。
俺、ちょっと用事で出かけなあかんねん。
霧子、みちるちゃんとか言うのが来たらよろしゅうに。」
霧子 「またキャバクラですか、
もう領収書回せませんよ。」
J 「キャバクラやない、紳士の社交場や。
ほな行ってくるで。」
理沙子 「ボス、話はまだ終わってません。」
玄関のドアを開けるJ、そこに永原ちづるが立っていた。
J 「お、ちづるやないか、ちょっと今忙しゅうてな。」
グサッ。
下腹部に鋭い痛みを感じ、手をあてるJ。
真っ赤に血塗られた掌を見る。
J 「なんじゃこりゃ~!」
ちづるの手に握られたナイフに気がついたとき、
Jの意識は消えていった。
霧子 「やったの?」
ちづる 「今度こそ間違いないです。」
理沙子 「ああ、先を越されちゃった。」
どこからか見ていたのであろう、
Jのまわりにハッスルエンジェルスのメンバーが集まってくる。
そう、みんなナイフを持って・・・・。
・
・
・
Fin.
NGワード
星新一
ジーパン
エレメンタルジェレイド
「貴様みたいなやつがいるから~!」
「もう、笑えねえ。」
タグ :レッスルエンジェルス
Posted by JUMP at 23:36│Comments(0)
│レッスルエンジェルス
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