たまりば

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ハッスルエンジェルス
3378勝688敗38分
ゆっこ、ミミ、美沙、綾
ミニマム、ガルさん、ムスミさん

「いつ何時、誰の挑戦でも受けるよ!」

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 とりあえずいっとけ


『レッスルエンジェルス サバイバー2』
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2007年09月28日

こんな私に誰がした。

西暦20XX年、
前世紀に消滅したかと思われた女子プロレスは、
某巨大企業の参入により、
再び活気を取り戻した。

しかし、光あるところに影あり、
レッスルエンジェルと呼ばれる女子プロレスラーたちの、
現状はひどいもので、
低賃金による重労働や不当解雇は当たり前。
あげくのはてに団体経営者によるセクハラ等で、
志半ばにしてリタイヤしていく選手も後をたたなかった。

そんなエンジェルスの窮状を救うべく、
各団体の良識ある人間が集まり、
エンジェルス保護協会(通称:アークエイル)を結成、
日夜、不遇なレスラーたちの救済に励んでいた。

この作品はエンジェルス保護協会(通称:アークエイル)の、
戦いの日常を書いたドキュメントである。

このブログは実際の出来事を再現したものでありますが、
プライバシー保護の為、
一部選手名、団体名等を変えております。
例え類似した団体があっても、その団体とは関係ございません。
あらかじめ、ご了承ください。




icon29RRRRRRRR!

J   「はい、こちらはエンジェルス保護協会。」

?   「もしもし、ちょっと相談にのっていただきたいんですけど・・・。」

J   「はいはい、こっちはそれが仕事やからね。
    今日はどんな相談?」

?  「いえ、最近誰も相手にしてくれなくて・・・。」
 
J   「ふ~ん、ほな、まず名前と団体名を教えてもらおか。」

?   「電脳戦隊のヴギィと申し・・・・・。」

ガチャン

霧子  「あら、どうかしまして?」

J    「エンジェル違いや、かけるとこ間違えてるで。」



icon29RRRRRRRR!

J    「はいはい、こちらアークエイル。」

?    「(男性の声)りあむろ・・・。」

ガチャン

理沙子 「今度は?」

J    「いつものいたずら電話や、天使とかいうとるけどな。」

霧子  「社長、はいは一回で。」

J    「はいはい。」

霧子  「ふぅ~っ(ため息)」



icon29RRRRRRRR!

J    「今度こそ頼むで、はい、こちらエンジェルス保護協会。」

?    「EXCUSE ME、
      レスラーの相談にのってくれるってところはここですカ?」

J    「おっ、外人さんかいな、ちょっと待ってや。
     もーめんとぷり~ずや。
     霧子くん、外人さんや、かわったって。」

霧子  「はい、(自分のデスクの受話器を取る)HELLO!
     Yes・・・・・・・・・・・・・・・。」



この後、ポルトガル語らしき会話が30分ぐらい続く。
その間、時折メモを取りながら話す霧子。
時折、ティッシュをとって目頭を押さえる。



霧子  「がんばってね(涙目)」(知らんがなポル語なんて)

ガチャン。

霧子  「くぅっ・・・。」

J    「どないしたんや。」

霧子  「いえ、今の娘なんですけど、
     両親をなくしてブラジルから出稼ぎに来てて、
     まだ高校生なのに、
     国には兄弟もたくさんいて・・・・・icon11グスッ。」

理沙子 「よくある話のようね。」

霧子  「違うのよ理沙子さん、その子、自分も大変なんだけど、
     先輩たちが・・・・icon11・・・・グスッ、
     も、もっとかわいそうって。」

デスクのティッシュを取る霧子さん、ち~んと鼻をかむ。

霧子  「私は試合に出させてもらってるけど、
     旗揚げ時に活躍してくれた先輩たちがひどい扱いを受けてるって、
     新人の育成係や、バカンス要員って・・・。
     助けてあげてくださいって・・・。」

霧子さん感極まって号泣、
自分も涙目ながら、ハンカチを渡す理沙子さん。

J    「え、ええ話や(涙目)」

理沙子 「ええ、・・・・・グス。
      そんなひどい団体をほっておくわけにはいきませんね。」

J    「(話の流れで落ちは見えてるやろけど)
      いったい、どこの団体や。」

霧子  「名前出したら怒られるって言ってましたけど、
      D女子プロレスのレスラーです。
      MさんやKさんがかわいそうって。
      でも、他にも心あたりのある団体がありそうで。」

理沙子 「未来のためにも、私たちががんばらなきゃね。」

J    「そや、何度も言うけど、この世に”愛”がある限りや。」

理沙子 「でも社長、現役で何故私が・・・。」

J    「あ~、その話はあとあとやで、ほなCMいこか。」


こんな私に誰がした。


拍手ありがとうございます。

コメントありがとうございます。

To: まっつ~

いや、ぺガサスファンタジーは君に任せますよ。
X箱でBGMと言えば、
DOAエクストリームですなぁ。

あれはいいものだ。



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ハッスルエンジェルスでは対戦相手を募集しております。
コメント欄、WEB拍手欄にて、
お名前をさらしていただけましたら、
こちらから出張対戦に伺います。
(但し、評価値差プラスマイナス100ぐらいで勘弁してください。)

指名料一切不要、お得な団体戦パックも!
(全員の評価値さらしていただければ対応します)

今後ともハッスルエンジェルスをよろしくお願いいたします。



こんな私に誰がした。


icon29RRRRRRRR!

J 「はい、こちらエンジェルス保護協会。」

? 「あっ、もしもしJUMP、あたしだけど、
   今日ちょっと同伴頼まれてくんない。」

J 「お客様のおかけになられた電話番号は、
  現在使われておりません。」

ガチャン!

理沙子 「あら、どちらからでしたの?」

J 「いや、間違い電話みたいやな。」

霧子 「(クズね)」



icon29RRRRRRRR!

J 「はい、こちらエンジェルス保護協会。」

? 「あ、あの~、私めぐみっていいます。」

J 「めぐみさん、どこの人。」

めぐみ 「いえ、所属は言えないんですけど、
     静岡出身です。」

J 「ふ~ん、そんでどないしたん?」

めぐみ 「なんか、久しぶりに出てきたと思ったら、
     性格変えられて、会社がお前はこのイメージでいけって。」

J 「ひどい会社もあるもんやなぁ。」

めぐみ 「そうなんです、普段はタッグパートナーとも、
     あ、千種っていうんですけど、
     仲良しなのに、むりやりライバルとか押し付けられちゃって。」

J 「イメージっちゅうのは大事やけどな。」

めぐみ 「で、でもね、千種はすごく明るいイメージで、
      てゆ~か、むしろ昔の私みたいなのに、
      しかも、お色直しまでしてもらって・・・。」

J 「奥さん、それはジェラシーっちゅうやつやろ。」

めぐみ 「誰が奥さんよ! 
     ううん、千種が明るくなるのはかまわないの。
     でも、あたしだって元に戻してもらえないかなと思って。」

J 「そんな(会社の)人がこんなん(ブログ)読んでるとは思わんけどな。
   まあ、前向きに対処しましょ。」

めぐみ 「お願いします、お願いします。」

J 「そんなん、僕に言うたってあかんがな。
   お~い、理沙子!」

受話器を理沙子に示す。

めぐみ 「もう他に頼るところがないんです。」

J 「というわけで、ちょっと替わってくれるか・・・・。
   あ、ごめん、聞いてへんかった。
   ちょっと替わるで。」

理沙子 「お電話かわりました。」



コミック版でイメージ変えられた理沙子が、
そつなく対応する。

ガチャン!

理沙子 「人生いろいろよ、めぐみ。」



icon29RRRRRRRR!

J 「はい、こちらエンジェルス保護協会。」

? 「もしもし、まだやってますか。
   そちらにお伺いして直接お話したいんですけど。」

J 「うん?(壁の時計を見ながら)、
  あと30分ぐらいやったらかまへんけど。」

? 「すぐ近くまで来てるんです、
   もう我慢できないんです。」

J 「ずいぶん物騒な話やな。」

? 「セクハラ、待遇の悪さ、
   あげくの果てに捨てられました。」

J 「おいおい、そういうのは別のとこいったほうがええんちゃうか。」

? 「とにかく話を聞いてください。」

J 「わかりました、何、僕はええ人やから、
   何でも話してくれてかまへんよ。
   名前だけ聞いとこか。」

? 「みちるです、じゃあ。」

ガチャン!

J 「霧子、もうじきお客さん来るよってな、
  理沙子、お前はもう帰ってええで。」

理沙子 「その前にさっきのお話の続きをicon08

J 「えっ、ああ何でお前かっちゅうやつ?」

理沙子 「ええface09

J 「そんなん、(言わんでも)わかるやろ。
  俺、ちょっと用事で出かけなあかんねん。
  霧子、みちるちゃんとか言うのが来たらよろしゅうに。」

霧子 「またキャバクラですか、
     もう領収書回せませんよ。」

J 「キャバクラやない、紳士の社交場や。
  ほな行ってくるで。」

理沙子 「ボス、話はまだ終わってません。」

玄関のドアを開けるJ、そこに永原ちづるが立っていた。

J 「お、ちづるやないか、ちょっと今忙しゅうてな。」

グサッ。
下腹部に鋭い痛みを感じ、手をあてるJ。
真っ赤に血塗られた掌を見る。

J 「なんじゃこりゃ~!」

ちづるの手に握られたナイフに気がついたとき、
Jの意識は消えていった。  

霧子 「やったの?」

ちづる 「今度こそ間違いないです。」

理沙子 「ああ、先を越されちゃった。」

どこからか見ていたのであろう、
Jのまわりにハッスルエンジェルスのメンバーが集まってくる。
そう、みんなナイフを持って・・・・。 



Fin.



NGワード

星新一
ジーパン
エレメンタルジェレイド
「貴様みたいなやつがいるから~!」
「もう、笑えねえ。」


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